はじめまして。「一級建築士が教える風水と家づくりの知恵ブログ」を運営している、せんちゃんです。一級建築士として住宅の設計やリフォーム、現場管理などに携わりながら、長年、風水や家相について研究してきました。
このブログでは、風水の考え方だけに偏らず、建築の実務経験をもとに、間取り、方位、収納、住みやすさなどを現実的な視点からお伝えしています。
建築の仕事に携わって約32年
私は建築の仕事に携わって、約32年になります。これまで、住宅に関する営業、設計、見積もり、現場管理など、さまざまな仕事を経験してきました。
現在は住宅リフォームを中心に、お客様からのご相談、現地調査、ご提案、見積もり、工事の管理まで幅広く担当しています。
建物は、図面を見るだけでは分からないことがたくさんあります。実際に現地を確認すると、図面と違っていたり、壁の中や床下に思いがけない問題が隠れていたりすることも珍しくありません。
また、見た目をきれいにするだけでなく、耐震性、断熱性、湿気、換気、生活動線なども考える必要があります。ホームインスペクションや耐震診断、断熱リフォーム、バリアフリー工事などを通して、多くの住宅と、そこで暮らす方のお悩みを見てきました。
その経験から感じているのは、住まいには一軒一軒違う事情があり、すべての家に当てはまる一つの正解はないということです。
風水を研究するようになった理由
建築の仕事をする中で、間取りや方位について相談を受けることがありました。
「鬼門に水まわりがあるけれど大丈夫ですか」「玄関の方位が悪いと言われました」「金庫や財布はどこに置けばよいですか」など、相談の内容はさまざまです。
こうした質問に対して、単に「良い」「悪い」と答えるだけでは、かえって相談者を不安にさせてしまうことがあります。そこで風水や家相について学び始め、これまで複数の先生から教えを受けてきました。
風水には、一つの考え方しかないわけではありません。家相、飛星派、八宅派、玄空飛星派など、流派によって方位の見方や判断方法が異なります。
ある本には「西がよい」と書かれ、別の本には「北がよい」と書かれていることもあります。どちらかが必ず間違っているのではなく、採用している流派や判断基準が違うため、答えも変わるのです。
この違いを知らずに情報だけを集めると、何を信じたらよいのか分からなくなり、かえって不安が大きくなってしまいます。そのため、このブログでは、できるだけ「どの考え方に基づく説明なのか」を分けてお伝えするようにしています。
私が考える風水とは
私は、「この置物を置けば必ず運がよくなる」「この間取りだから不幸になる」といった、恐怖心をあおる風水は好きではありません。
風水を理由に、暮らしにくい間取りを無理に採用したり、自分が気に入っていない物を置いたりする必要はないと考えています。
龍や馬、水晶などが好きで、それを見るたびに気持ちが明るくなる人であれば、取り入れることにも意味があるでしょう。しかし、本人が好きでもない物を「運がよくなるから」という理由だけで置いても、その空間が心地よくなるとは限りません。
まず大切なのは、光、風通し、湿気、換気、動線、整理整頓など、実際の生活環境を整えることです。暗くて湿気の多い場所に、金運によいとされる物を置くよりも、掃除をして空気を入れ替え、物を整理するほうが、暮らしは確実に気持ちよくなります。
そのうえで、自分が心地よいと思える風水を、無理のない範囲で取り入れる。それが、建築の仕事を続けながら風水を研究してきた、私なりの考え方です。
建築と風水が食い違ったときに大切にしていること
風水上よいとされる配置でも、実際の建物では使いにくかったり、安全上の問題が生じたりすることがあります。
例えば、方位を優先した結果、生活動線が悪くなる、換気が十分に取れない、日当たりが悪くなるといったことがあれば、毎日の暮らしに負担がかかります。
また、重量のある金庫を置く場合には、吉方位だけでなく、床の強度、防犯、湿気、水害なども考えなければなりません。
建築上の安全性や暮らしやすさと、風水の考え方が食い違った場合、私は安全性と実際の暮らしを優先します。風水は、人を不安にさせたり、生活を不便にしたりするためのものではありません。
住まいと気持ちを整え、これからの生活を少しよくするために活用するものだと考えているからです。
何かを変えたいと思ったときが第一歩
私自身も、これまで順調なことばかりではありませんでした。お金のことや仕事のこと、これからの人生について悩み、「何かを変えたい」と思った時期もあります。
そのときに感じたのは、誰かに正解を決めてもらうことよりも、話を聞いてもらいながら、自分で次の一歩に気づくことの大切さでした。「今の状況を変えたい」と思えたこと自体が、すでに変化の始まりなのかもしれません。
風水も同じです。高価な物を買ったり、家の間取りを大きく変えたりしなくても、不要な物を一つ片づける、財布の置き場所を決める、暗かった玄関を明るくするなど、今できることから始められます。
小さな行動でも、それを続けることで、暮らし方や物事の見え方は少しずつ変わっていきます。
誰に相談するかを大切にしてください
このプロフィールを読んでくださった方へ、ひとつだけお伝えしたいことがあります。SNSの発達によって、今では誰でも簡単に、さまざまな人へ悩みを相談できるようになりました。
誰にも言えなかった気持ちを聞いてもらえることは、心を軽くするきっかけになるかもしれません。しかし、相談するということは、自分の悩みや家庭の事情、ときには住所、間取り、お金、家族関係などの大切な情報を相手に伝えることでもあります。
SNSで知り合った相手がどのような人なのか、どのような経験や知識を持っているのか、本当に相談者のことを考えているのかは、画面上の言葉だけでは分からないことがあります。
また、相手に悪気がなかったとしても、その人が相談者の人生に責任を負ってくれるわけではありません。何気なく言われたひと言に心を動かされ、必要以上に不安になったり、大切な決断を変えてしまったりするのは、本当にもったいないことです。
特に、次のような言葉で不安をあおる人には、十分に注意してください。
- 「この間取りでは不幸になる」
- 「すぐにこれを買わないと運が下がる」
- 「家族に悪いことが起きる」
- 「私に相談しなければ解決できない」
大切なのは、何を相談するかだけではなく、誰に相談するかです。相手の経歴や資格、これまでの活動、考え方を確認し、一人の意見だけですぐに決断しないようにしてください。
そして、SNSやインターネットで受け取った言葉は、あくまでも一つの参考意見です。その言葉を採用するかどうかを決めるのは、相談相手ではなく自分自身です。
風水も人生相談も、誰かの言葉に支配されるためのものではありません。不安を感じたときほど少し立ち止まり、信頼できる家族や専門家など、責任ある立場の人にも相談しながら、自分が納得できる答えを選んでください。
このブログでお伝えしたいこと
このブログでは、風水、家相、間取り、方位、収納などについて、一級建築士としての経験を交えながら紹介しています。ただし、一つの考え方を絶対的な正解として押しつけることはしません。
風水には複数の流派があり、建物の形、向き、建築された時期、住む人によって判断が変わるためです。
また、建築、安全、防犯、健康などに関係する内容については、風水上の考え方と、現実的・建築的な判断をできるだけ分けて説明します。
読んだ方を怖がらせるのではなく、「それなら、できるところから少しやってみよう」と思ってもらえる記事を目指しています。
風水を楽しみながら、心と暮らしと住まいを整えるためのヒントとして、このブログを活用していただけたらうれしいです。
資格・経験
- 一級建築士
- 建築業界で約32年
- 住宅リフォームの営業・設計・見積もり・現場管理
- 耐震診断
- ホームインスペクション
- 断熱・バリアフリーリフォーム
- 風水、家相、住宅方位の研究
- 飛星派、八宅派、玄空飛星派などを参考にした住宅風水
※一級建築士は国家資格です。「風水研究家」は、これまでの学習や住宅実務、風水に関する経験をもとに使用している肩書きです。
記事の執筆方針
当ブログでは、風水や家相について「必ず運がよくなる」「この間取りでは不幸になる」といった断定的な表現をできるだけ避けています。
流派によって判断が異なる場合は、その違いを説明し、現実の住まいで無理なく取り入れられる方法をご紹介します。
風水は、特定の効果を保証するものではありません。一つの考え方として楽しみながら、ご自身の暮らしや価値観に合う部分を取り入れていただければと思います。
これからも、一級建築士として住宅を見てきた経験と、風水を研究してきた知識を生かし、住まいと暮らしを整えるための情報を分かりやすくお伝えしていきます。

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